<ソ連占領区> |
ソ連占領地域 |
ソ連占領地区はチューリンゲン、ザクセン・アンハルト、ブランデンブルク、メクレンブルク。以下の数字図案シリーズ、労働者シリーズの切手は英米占領区と共通使用で、ソ連占領区でも使用されていました。
1948年西側の通貨改革が実施されると、反発する形でソ連占領区でも新(東)マルクを導入しました。それにより使用期限は7月31日までです。
数字図案シリーズ 1946年2〜4月
基本図案1種で、額面1pf〜1RM 27種発行
労働者シリーズ 1947年3月〜1948年
図案は4種、額面2pf〜5RMark 21種 |
1948年6月20日の西側の通貨改革に遅れて、24日ソ連占領区でも新マルク(東マルク)が導入されましたが、準備をある程度してから実施した西側に比べ、ソ連地区では対応が間に合わず、複雑な様相を呈しています。
当初無効になった数字シリーズ、労働者シリーズに手押し加刷して間に合わせるなど混乱が続きました。7月以降労働者シリーズなどにSowjetische Besetzungs Zoneの文字を加刷した暫定切手で当面しのぎ、10月に人物図案の正刷切手がようやく発行される運びになります。
「Sowjetische Besetzungs Zone」加刷切手 1948年7月3日発行
2pf〜84pf 16種。 その他数字シリーズなどに同様な加刷13種あります。
人物シリーズ 1948年10月11日、23日発行 カール・マルクス、エンゲルス、ヘーゲルなどの著名人8名からなるデザインで2pf〜84pf 16種。 |