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ドイツ連邦



ドイツ連邦

大戦後のドイツの再生は英米仏ソ占領下の各占領区で、州や市町村のレベルからスタートしました。
1948年、西側3地区では占領国の支持のもとに諸州議会の代表者が新しい憲法を審議し、連邦制と議会主義を基本とする新憲法(基本法)を採択しました。1949年5月諸州の批准を経て発効し、ライン河畔のボンを首都とするドイツ連邦共和国=西ドイツが誕生しました。

(他方ソ連占領地区でもソ連型憲法が準備され、共産党に権力を集中した人民議会が創設、ベルリンを首都とするドイツ民主共和国=東ドイツが1949年10月発足しました。)


冷戦体制が進行する状況下、体制が異なる国家が東西に発足します。分断されたとは言え、将来の再統一への望みが絶たれたわけではありません。憲法を「基本法」と呼んでいたのも、全ドイツ統一憲法の仮の憲法という意味を持たせていました。戦争で破壊されたましたが、それでも工業資産は戦前の水準を越えていたといわれています。

 ドイツ連邦共和国発足後の第1号の記念切手 1949年9月7日発行
 ドイツ連邦発足の日10pf、20pfの2種
 まだこの年発行の切手の国名表示は「Deutsche Post」

 


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