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<ゲルマニア>


ゲルマニア


 第二帝国時代とワイマル共和国時代にわたり、1900年から1922年までの23年間にドイツ本国と属領、占領地などで発行した普通切手のシリーズです。基本図案は一つなのですがカタログのメインナンバーを数えただけでも400種を超えます。

 ゲルマニアとはドイツの古代名を指します。ドイツ郵政は新世紀を迎え、発行の新普通切手のイメージをゲルマニア女神に求めました。ドイツ民族の象徴を意図しこの女神像図案が最終的に選ばれ発行されたのです。ドイツの代表的な切手で幅広い人気があります。パケットに入っているような安い物から入手が難しいものまであり、また消印、使用例も多岐にわたり、非常に奥の深いシリーズで息の長い収集が楽しめます。

 バイエルンとヴェルテンベルクでは1871年の統一後も独自の切手を発行していました。ゲルマニア切手発行によって両国はドイツ統一郵政に参加することになります。


デザイン

ゲルマニア切手のデザインは大別すると3つの基本形に分けられます。ミッヘルカタログではi、o、u、と名づけています。1900年のゲルマニア登場から時代順にi、o、とデザインは変化し、第一次大戦末期戦時特別税のための切手から1920年へかけてu デザインが現われています。




i 形 o 形 u 形

i  Reichspost   ゲルマニア像バック水平罫線 

o  Deutches Reich ゲルマニア像バック水平罫線 二重枠

u  Deutches Reich バック水平罫線なし 二重枠


ゲルマニア切手を下記の内容で紹介しています。

◆本国使用  ◆在外局・占領地  ◆旧領土の消印

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